どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!
最近本当に寒さが一段と厳しいですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、2月14日に招福展での売上の一部を新型コロナウィルス感染対策に役立てていただくため、一緒に招福展をさせていただいた凧絵師 林直輝さんと富士市に寄附をしてきました。
皆様にお買い上げいただいた一部、そして中には「寄付に使ってください」と多めにお支払いしていただいた方もいらっしゃって、合計3万円を寄付させていただきました。
未だになかなか終息しない感染症で、大変な方がたくさんいらっしゃると思います。
少しでもお役に立てたなら嬉しい事です。
その様子を「富士ニュース」様で掲載していただきました。
それから、おかげさまで盛況のうちに佐野美術館での委託販売を終えることができました。
また、2月27日(日)まで福岡市博物館にて、3月25日(金)まで六本木ヒルズにある「森アーツセンターギャラリー」様にて玉鋼アクセサリーの委託販売をしています。
引き続きよろしくお願いします。
すぐに売り切れてしまった人気の商品も先日追加納品させていただきました。
今回は玉鋼のヘアゴムやリングピアスが人気のようです。
「森アーツセンターギャラリー」#TheHEROES展 では
ボストン美術館所蔵の刀剣や浮世絵をご覧いただけます。
「ボストン美術館?」
浮世絵や刀剣を海外から?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
実は浮世絵は19世紀に海を渡り、今では世界各地に浮世絵は所蔵されています。
中でも有名なのがボストン美術館の浮世絵コレクション。
浮世絵が初めて本格的に西洋の方の目に触れたのは、
1867年にパリで開かれた万国博覧会だと言われています。
何とはじめは浮世絵は輸出陶器の梱包材として使われいて、そのうちに上流階級層の目に止まり収集されたりして、彼らに浮世絵を販売する商人も現れました。
そして浮世絵をはじめとする日本のアートが西洋の人々の心を魅了し、「ジャポニズム」が流行するのです。
かの有名な画家、クロード・モネも浮世絵の収集家で自宅には日本庭園を作るほど日本文化が好きだったようです。
またゴッホも浮世絵を模写したりと、なかなかに影響を与えていたようです。
ヨーロッパの絵画は写真のようにリアルな表現をしてきましたが、浮世絵は全く違う新しい表現だったのでしょう。
しかも絵画だけにとどまらず、音楽の世界にも影響を与えていたそうです!!
日本の浮世絵が西洋の音楽の作曲のイメージの源だったとは、、面白いですね!
ドビュッシーという作曲は交響曲「海」を作曲する際、葛飾北斎の「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」に影響を受けたとか。
書斎にはこの浮世絵を飾り、この曲の楽譜の表紙にも描かれているそうです。
またラヴェルも同じく「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」に魅了され、『洋上の小舟』を作曲。
葛飾北斎も日本でよりも海外で注目されていて中でも圧倒的知名度があるのが、この「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」
19世紀後半、パリは北斎らの影響による「ジャポニスム」の全盛期でアメリカの「LIFE」誌では、ゴッホらを差し置いて19世紀最高の画家に選ばれました。
写真のようにリアルな表現をしてきた西洋美術に比べ、葛飾北斎は目に見えないもの、例えば風や揺れる草木までを描いたり、大胆な構図だったりと、独特のグラフィカルな表現は「HOKUSAI」という新しいジャンルと捉えられているほどです。
『富嶽三十六景』は70歳を過ぎたころに描き上げられたというのもまた驚きです。
このように海外で高い評価を受けてきた葛飾北斎はロンドン、パリ、ベルリンなどヨーロッパの大都市にて展示会が開催されています。
さて、話はボストン美術館に戻ります。
実はボストン美術館には江戸時代の葛飾北斎の版木が眠っていました。
明治時代に、日本から良質な作品を持ち出していたんですね。
そのために空襲から守られ今でも無事に残っていたのです。
1986年日本の研修者達がボストン美術館を訪れ、調査をしました。
その際に浮世絵を制作するために使用した版木も見つかったということです。
ボストン美術館所蔵の古版木の再摺プロジェクトがスタートし、浮世絵を再び摺ることになりました。
最初は小さな版画工房にそれらを貸し出すことを快く思っていなかった美術館の方々も
再摺された浮世絵を見て感動されたそうです。
その技術を持つ職人さんがいたからこそ出来たこと、それは伝統工芸でも同じです。
伝統屋 暁も、そんな風に職人さんの技術を継承していくことを目指しています。
この浮世絵のプロジェクトを通して、改めて大切なことだた気づきました。
伝統屋暁はこの夏、フランスパリで開催されるジャパンエキスポに出展予定です!
日本の伝統技術を少しでも世界の方に知っていただける努力をしていきます!
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伝統屋 暁では、これから新たな伝統工芸品もお取り扱いしていきたいと考えています。
ご希望の伝統工芸品がありましたら、下記アドレス宛にご連絡くださいませ。
dentoya.akatsuki@gmail.com
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和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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