どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!
伝統屋 暁では1月5日から福岡市博物館様にて、 1月8日から佐野美術館様にて玉鋼アクセサリーの委託販売が始まっております。
実はもう一つ委託販売させていただいている所があります!
六本木ヒルズにある「森アーツセンターギャラリー」様にて 21日より玉鋼アクセサリーを委託販売させていただいております。
展示が始まってからの告知でということで、 やっと皆様にお知らせすることができました!
「刀剣×浮世絵」とても面白そうです!
先日歌舞伎役者の市川海老蔵さんや中村勘九郎さんの お子様に密着したテレビを見て
小さな子があんなに一生懸命取り組んで演じている様子に惹きこまれました。
中村勘九郎さんの長男勘太郎君は本当に歌舞伎や浮世絵が好きで、
ずっと見ているらしいです。
中村屋オリジナルの歌舞伎で、年齢に合う役がなくて出演できない時がありました。 弟は出演出来るのに!
かなり悔しくて、出番がなくても毎日稽古場にも通っていたようです。
そして見る立場で思うことがあったようで、 「浮世絵のここが一番好きなのになぜこの【見得(みえ)】は入ってないの?」と 勘九郎さんに質問しました。
「なるほど!それは入れた方がいいね」というわけで新たに一つシーンが加わったんです!
環境はもちろんあると思いますが、よっぽど好きじゃないと、その発想はないなと。
歌舞伎や浮世絵の世界をちょっと覗いてみたくなりました。
というわけで、前置きが長くなりましたが今日は「浮世絵」についてです。
【浮世絵とは】 浮世絵は、江戸時代に成立した絵画様式の1つで、 主人公は、遊女、役者、相撲取り、戯曲の登場人物、歴史上の英雄たちでした。
技法としては「木版画」(もくはんが)と「肉筆画」(にくひつが)があります。 「木版画」は中国から伝わった木版技術を使って印刷するので、大量生産が可能で安価な絵でした。 一方「肉筆画」は絵師が自筆で書いた世界に一つの作品で高級で富裕層に人気があったそうです。
「木版画」「肉筆画」どちらも始めは墨1色の絵でした。
やがて丹色を着色した「丹絵(たんえ)」、植物性の染料紅絵(べにえ)を用いた「紅摺絵(ベニずり絵)」へと発展し、多色な「錦絵」(にしきえ)に発展、浮世絵は大人気となり、優秀な絵師がどんどん育っていきました。
錦絵は「世界初のフルカラー印刷」と呼ばれています。
※写真:pinterestより
【浮世絵と歌舞伎の関係】
物語の挿絵だった浮世絵ですが、色も鮮やかになり、芸術として発展していきます。
その革命児となったのが鈴木春信(すずきはるのぶ)
美人画にその才を発揮し、彼が亡くなった後も、美人画は江戸庶民に人気で、
この時代に活躍した浮世絵師としては、「鳥居清長」「勝川春章」「勝川春英」「喜多川歌麿」「東洲斎写楽」など。
しかし「喜多川歌麿」は幕府の禁忌(きんき)に触れた作品を描いたことで刑に処せられてしまいます。
この頃、役者絵シリーズのプロジェクトを思いついた蔦屋は、歌舞伎に目をつけます。
そして大抜擢されたのが東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)というわけです!
東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」 写真:pinterestより
ここでようやく歌舞伎と浮世絵が出会ったわけです!!
現代の写真のように、いつでも役者を見たいという人を満足させるために生まれたのが、 歌舞伎を描いた浮世絵の「役者絵」だったのですね。
役者絵、芝居絵は、歌舞伎の人気と相乗しながら、大ヒット商品となっていきました。 そしてなんと浮世絵はヨーロッパに渡り、フランスの印象派の成立に大きな影響を与えました! 素晴らしい!!!
十九世紀ごろから役者や芸者に替わり、武者が前面に出てくるようになりました。 徳川幕府により奨励されたからです。
【森アーツセンターギャラリー様で展示される武者絵】
武者絵とは、歴史に名を残してきた合戦や武者の姿を描いた浮世絵のことです。
活躍を後世に伝えるために描かれました。
絵巻や屏風に大合戦の様子が描かれたり。
武者絵のジャンルで活動したもっとも有名な画家の一人が「歌川国芳」
魚や動物を誇張してユーモラスに描いたり、独特は作風だったようです。
そして明治時代に活躍した「月岡芳年」
彼らの源頼光、源義経、上杉謙信、武田信玄などの有名な武将の絵が展示されています。
また刀剣については、ボストン美術館より里帰りした名刀をご覧いただけます!
このような素晴らしい展示会の時に委託販売させていただきますので
ぜひこの機会に足をお運びください!
他2か所でも引き続き委託販売しています!
詳しくは過去のブログを御覧ください。
★福岡市博物館
https://www.dentoyaakatsuki.com/post/福岡市博物館にて委託販売決定!
★佐野美術館
https://www.dentoyaakatsuki.com/post/佐野美術館にて委託販売決定!
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伝統屋 暁では、これから新たな伝統工芸品もお取り扱いしていきたいと考えています。
ご希望の伝統工芸品がありましたら、下記アドレス宛にご連絡くださいませ。
dentoya.akatsuki@gmail.com
ブログについても、取り上げてほしいこと、興味のあることなどリクエストがあればぜひお聞かせください。
また、伝統屋 暁のホームページからお買い上げいただく時にメルマガ登録をしていただくと、時々お得なクーポン券をお送りします!
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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。 和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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