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  • 執筆者の写真伝統屋 暁

古から伝わる日本の伝統色

更新日:2022年12月24日

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!

伝統屋 暁では以下の取り組みを実施しています。

「7月31日まで静岡県熱海市の大規模土石流をはじめとする県東部の豪雨被害に遭われた方や、救助・医療活動に従事する関係者の方、被災者らを受け入れる宿泊施設関係者の方などを支援すべく、オンラインショップの利益を全額寄付いたします。」 本日(31日)までのご注文分の利益を翌日集計し、

次回のブログまでにご報告いたします。


お知らせをして僅かの間にたくさんの方々にご協力いただいています。 皆様のあたたかいお気持ちに心より感謝申し上げます。


なお寄付は熱海市のホームページ記載のところにさせていただく予定です。

熱海市ホームページ 個人でも寄付していただけます。



さて、今回は「古(いにしえ)から伝わる日本の伝統色」についてです。


前回浴衣の柄などを調べた際に、伝統色が再び気になっていました。

玉鋼のお守りの際に日本の伝統色から名付けましたということは 以前ブログでお話したかと思います。




今回は、日本の伝統色がどういったものなのか、について調べてみました。



元々は古代中国の五行思想(五行説)が日本の色への意識へ影響を与えていたようです。


各要素「木・火・土・金・水」には、上の図のようにそれぞれ色や季節が当てはめられています。 「土用の丑の日」(どようのうしのひ)というのもこの「土」から来ていて、 立秋直前の「夏の土用」のうち、十二支が丑の日が「土用の丑の日」となるそうです! それが日本にも伝わったんですね。 そして、日本の中では聖徳太子が「冠位十二階」を制定し、 冠の色(+濃淡)によって位を区別しました。 一番上の位からこんな感じです。



一方で平安貴族たちは色の組み合わせを楽しんでいました。


「十二単(じゅうにひとえ)」などのように 色の配色の美しさ、季節感や、表地と裏地の組み合わせなどを楽しんでいたようです。


高貴な方だけではありません。

庶民も多彩な色を楽しんでした記録がありました。 江戸時代に流行した「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」 漢字だらけで難しく感じますが、簡単に言うと、 鼠色(ねずみいろ)・茶色・藍色系統の多くのバリエーションのことです。





それが48色どころではなく100色ほどあったらしいんです! なんともすごい!

当時身につけられる着物は、素材は「麻」または」綿」、 色は「茶色」「鼠色」「藍色」のみと限定されてしまいました。 贅沢な色や派手な色が禁止されている中で、 ゆるされる範囲でこんなに色を楽しんでいて、 だから同じ茶系にも、こんなに種類があったんですね!!

おしゃれだなぁ。



ここからはお守りに使っている日本の伝統色の中で、 特に有名なものについて書いていきます。




まずは【紺青(こんじょう)色】 紫色を帯びた暗い上品な青色です。 葛飾北斎の『富嶽三十六景』で使われている色としても有名です。 海の深いところの色の形容に用います。



【紫紺】 紺色がかった暗めの紫色です。 紫草の根で染めていたことから「紫根」と呼ばれていました。 学校の校旗の色や高校野球などのスポーツの優勝旗の色によく使われる色です。

【青竹色】

江戸時代中期に誕生した色名で 成長した竹の幹のようなやわらかい青緑色です。 若竹色がもう少し強い緑、老竹色がくすんだ黄緑です。





【紅緋(べにひ)色】 紅色と緋色を組み合わせた色名で冴えた黄みの赤色のことです。 古くは『緋(ひ)』の色は茜 あかね染めの赤を指し、「あけ」と呼ばれていました。 現在でも「緋色(ひいろ)」といえば、一般的にはこの紅緋の色調を指します。

【薄桜色】 最も薄い紅染の色とされる『桜色』の中でも、さらに薄い色。 平安時代に現れた色名で、襲(かさね)の色目にもあり平安文学にもよく登場します。 日本の伝統色は自然から名前がつけられることが多いようです。 花や草木の微妙な色の違いを見分け、多くの色彩の名前をつけてきました。



月の名前もそうですよね。 たくさんの呼び名があります。 繊細な「和の心」を感じますね。 これからも何か「和」に関わることを書いていきますね。



何かリクエストあればぜひお聞かせください。



また、伝統屋のホームページからお買い上げいただく時に
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