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伝統文様は、日本人の暮らしに息づく祈りのかたち

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!


今回は伝統屋 暁でアクセサリーに取り入れている

「日本の伝統柄」についてまとめてみました。


自然、調和、成長、守護——

一つひとつの文様には、装飾としての美しさだけでなく、

身を護り、心を整え、生き方を支える力が込められています。


伝統屋 暁は、その美しさを玉鋼アクセサリーに託し、

現代のライフスタイルに寄り添うかたちでお届けしています。


ここでは玉鋼のヘアゴムで採用している和柄について、

その柄に込められた願いや名前の由来などをお伝えしたいと思います。


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【市松模様 – 続く繁栄と未来への希望】

市松模様は、交互に並ぶ正方形がどこまでも続くように見える幾何学的な柄。


江戸時代、歌舞伎役者・佐野川市松が この模様の袴を着て舞台に立ったことから

「市松模様」と呼ばれるようになりました。

以後、大衆に愛され、時代を越えて広まりました。



この文様には「繁栄が絶えず続く」「物事が良い方向に発展していく」という意味が込められ、商売繁盛や家系の繁栄を願う縁起柄としても用いられてきました。

特に建築や着物、工芸品に多く見られる意匠です。


近年では、アニメ『鬼滅の刃』に登場する主人公・炭治郎が羽織にこの市松模様を身にまとうことで、再びその魅力に注目が集まっています。

彼のまっすぐで誠実な姿勢と、この柄に込められた「未来を切り開いていく力強さ」が重なり、現代の若者にも深く響いています。


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【麻の葉柄 – 成長・再生・護りの象徴】

麻の葉柄は、六角形の幾何学模様で、成長の早い麻の植物をかたどったもの。


麻は真っすぐに伸び、生命力にあふれ、しかも丈夫で折れにくいことから、

古来より「健やかな成長」や「厄除け・魔除け」の象徴とされてきました。


特に赤ちゃんの産着や子どもの着物に用いられることが多く、

家族の願いが込められた文様でもあります。


さらに麻の葉は、いったん刈られても根から再生する力を持ち、

「再生」や「困難を乗り越える強さ」も象徴しています。


この文様もまた、『鬼滅の刃』の人気キャラクター・禰󠄀豆子の着物に描かれ、多くの人に印象づけられました。

彼女の内に秘めた芯の強さや、再び立ち上がるしなやかさが、麻の葉柄と重なるようです。


私たちが玉鋼のアクセサリーに麻の葉柄を取り入れるのは、

「身につける人の内なる強さと優しさを引き出すため」。


ただの装飾ではなく、身を護る象徴として、

そして自分らしく咲く力としての願いを込めています。


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【鱗紋(うろこもん)– 困難を乗り越える、再生と護りの文様】

鱗紋は、三角形を連続して並べた模様で、

魚や蛇の鱗を思わせる幾何学的なデザインです。


古来より「魔除け」や「再生」の象徴とされ、

武将や忍者の装束、さらには鎧や刀の装飾にも多く使われてきました。


三角形には邪気を祓う力があると信じられていたため、

鱗紋は身を守るための護符的存在でもあったのです。


また、脱皮を繰り返して成長する蛇のイメージから

「再生」「生まれ変わり」の意味も込められています。


『鬼滅の刃』に登場する善逸(ぜんいつ)の羽織の柄としても知られており、

己の信念を貫く姿と、この柄の意味が重なります。


玉鋼の凛とした輝きに、この鱗紋を組み合わせることで、

災いを跳ね返す力と、新たな自分へと生まれ変わる勇気を宿した装身具へと昇華させました。


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【紗綾形(さやがた)– 絶えることのない、縁と繁栄の象徴】

紗綾形は、「卍(まんじ)」を連続させた文様で、

古代インドから伝わり、日本では仏教的な意味合いとともに独自に発展しました。


「不断長久(ふだんちょうきゅう)」=絶えず、末永く続くことを意味し、

家系や縁、人とのつながり、そして子孫繁栄を願う吉祥文様として広く用いられてきました。


その美しさと意味から、平安から江戸時代の公家や武家の衣装、婚礼の場などで好まれ、

格式のある模様としても位置づけられています。


紗綾形は、形そのものに流れるようなリズムがあり、

どこまでも続いていくような意志を感じさせます。


時間を越えて繋がる縁と、揺るがぬ意志の象徴として、静かに力強く寄り添います。


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【青海波(せいがいは)– 平穏な日々と、幸せの広がりを願って】

青海波は、扇形を連続させた波のような文様で、古代ペルシャを起源とし、

日本では雅楽の装束などを通じて平安時代から取り入れられました。


広がる波に「穏やかな暮らしがいつまでも続きますように」という願いが込められており、

平和・繁栄・幸運を表す吉祥柄のひとつです。


また、波が永遠に広がっていく様子から、

「未来永劫の幸福」や「希望の連鎖」といった意味もあります。


玉鋼の光と、波のように連なる青海波の曲線は、美しさとやすらぎの象徴

身につけることで、心に静かな波をたたえ、

日々を穏やかに生きるためのお守りのような存在になります。


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【矢絣(やがすり)– 真っ直ぐな意志と、戻らぬ決意の文様】

矢絣は、弓矢の「矢羽根」をモチーフにした文様で、

細長い菱形を連続させて構成されています。


この柄には「矢は一度放たれると戻らない」=「決めた道をまっすぐ進む」「想いが定まる」という意味が込められ、特に決意・旅立ち・厄除けの象徴として親しまれてきました。


江戸時代には武家の女性たちが日常着として身につけ、

明治〜大正時代になると、卒業式や門出の場での「袴姿」として定番に。


未来へ向かって歩み出す人の背中を押す、強さと優しさを備えた文様として、

今も根強い人気があります。


私たちが玉鋼アクセサリーに矢絣を刻むのは、

「迷わず、誇りをもって進む人の背中をそっと支えるように」という想いからです。



このように、日本の伝統文様は、ただの柄ではありません。

家族の健康を願ったり、未来の幸せを祈ったり。


千年を超える時の中で、人々が暮らしの中に込めた「想い」が、

今もなお色褪せることなく生き続けています。


私たちが選んだ文様は、すべて意味を持ち、物語を持っています。


玉鋼という“日本の魂”とも呼ばれる素材に刻むことで、ただのアクセサリーではなく、

生きる力をそっと支えるお守りのような存在となることを願っています。



今回ご紹介した【玉鋼のヘアゴム】はこちらよりご購入いただけます。 https://www.dentoyaakatsuki.com/product-page/haganegomu



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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。


和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。


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