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執筆者の写真伝統屋 暁

日本の読書文化

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!


まだまだ暑い日が続きますが、今日は秋の話題です!

みなさん「秋」というと何を思い浮かべますか?


今回は「読書の秋」に焦点を当ててみたいと思います。



<昔の読書はどんな感じだったの?>


江戸時代に日本では出版業が発展しました。

でも、江戸時代から明治の前半までは読書は文章を声に出して読んでいく音読がメインだったようです。

そうゆう部分で言えば最近は本を音声で読んでくれるアプリがあったりして、昔のスタイルがもどってきていますね!笑


活版印刷が普及するとともに黙読に変わっていったそうです。

当時は「貸本屋」というのがあり、本を背負って1軒1軒回っていました。

借りたい人が本の保管場所に行くわけではなかったんですね!

浮世絵にもこの「貸本屋」はしばしば描かれているとのことで、わりと利用する人が多かったようです。



出典:pinterest



奈良時代には国家機関のひとつとして図書館が存在していました。

図書寮(ずしょりょう)、芸亭(うんてい)、金沢文庫と足利文庫です。


日本で最初の近代的図書館は、明治5年に建てられた湯島旧聖堂内の大講堂に書籍館(しょじゃくかん)だと言われています。

また、明治に入ると新聞や雑誌も普及し、「貸本屋」が衰退していきました。


図書館では音読は禁止されていたため、ますます黙読スタイルが一般的になっていったのかもしれませんね。


やがて文明開化によって様々な書籍や欧米の文化とともに高度な活版印刷も入ってきました。

和紙に刷られていた袋綴じの和装本から両面印刷の洋装本にと、印刷の仕方や製本のスタイルまで変化しました。


明治中期になると、有識層や学生たちが争うように活字媒体を求め、主に図書館を利用するのもこういった人達で、まだまだ庶民が日常的に使う施設ではなかったようです。

また明治32年には図書館令が公布され、「図書館」という言葉が一般的に使われるようになりました。


大正元年には公私立の図書館数は500を超え、急激に増加したそうです。


現代では読書離れが進んでいるような感覚がありましたが、コロナ禍では読書する人が増え、しかもまだまだデバイスよりも紙媒体で読む人が多かったようです。

※Job総研による『2021年 秋の読書実態調査』より


ということは、みなさん時間があれば本を読みたいということなのではないかと思いました。


私もどちらかというと紙のほうが好きです。

ただ収納場所のことを考えるとデバイスがいいなとは思いますが…


みなさんは、どちら派でしょうか??



さて、伝統屋 暁 では「和綴じノート」をお取り扱いしていますので、この「和綴じ」についても触れてみたいと思います。


和綴じは、日本の伝統的な製本方法で、糸を使って紙を綴じることで本を作ります。

この製本は平安時代から行われていたとされています。


当時は、経典や和歌集などが和綴じで製本されていました。

江戸時代には、印刷技術の発達とともに、一般の人々にも和綴じの本が普及しました。

西洋の製本とは異なり、温かみのある見た目と、開いたときの平らな紙面が特徴です。



<和綴じの魅力>


見た目の美しさ: 和紙の風合いと、糸で綴じられたシンプルな構造が美しく、インテリアとしても楽しめます。

耐久性: 丈夫なため、長く大切に使うことができます。

開きの良さ: 本を開いたときに紙面が平らになるため、読みやすいです。

手作り感: 手作業で作られるため、一つ一つに個性があり、温かみを感じられます。



<和綴じの種類>


和綴じには様々な種類がありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。


出典:pinterest



四つ目綴じ: 最も一般的な種類で、本に4つの穴をあけて糸を通す方法です。

亀甲綴じ: 長寿の象徴である亀の甲羅に見立てた模様が特徴です。

麻の葉綴じ: 麻の葉模様が美しい、装飾的な綴じ方です。

康煕綴じ: 清の康熙帝に由来する、高貴な印象を与える綴じ方です。







和綴じノートはこちらから https://www.dentoyaakatsuki.com/blank-11



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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。

和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。


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