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「もったいなくて使えない」は、もったいない。伝統工芸を日常で楽しむということ

12 分前
読了時間: 7分

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!


皆さんの家には、「もったいなくて使えないもの」はありませんか?


誰かからいただいた、少し高価な食器。

旅行先で一目惚れして購入した、職人手づくりの品。

特別な日に使おうと思って、大切にしまっているもの。


「傷がついたら嫌だな」

「壊してしまったら、もったいないな」


そんな気持ちから、気づけば何年も使わずにいる。

実は、そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。


もちろん、大切なものを傷つけたくないという気持ちは自然なことです。

でも、ここで一つ考えてみたいことがあります。


大切にすることと、使わないことは、同じなのでしょうか?


今回は、日本の伝統工芸を通して、ものを大切にすることと、暮らしの中で楽しむことについて考えてみたいと思います。



〖 伝統工芸は、暮らしの中から生まれてきた 〗

日本には、長い時間をかけて受け継がれてきた伝統工芸があります。

漆器、陶磁器、織物、木工品。

美しい色や形、細やかな技術に触れると、思わず見入ってしまうことがあります。


けれど、こうした伝統工芸の多くは、もともと人々の暮らしと深く結びついていました。


例えば、漆器。

食事をするための椀や、お膳など、日常の道具として使われてきました。

陶磁器も同じです。

食べ物を盛りつける。

お茶を飲む。

家族で食卓を囲む。

そんな日々の営みの中で使われてきたものです。


もちろん、伝統工芸には、鑑賞や儀式、特別な用途のためにつくられた作品もあります。

けれど、私たちが今、美術館や展示会で目にするような技術の中には、日々の暮らしを支えるために磨かれてきたものも数多くあるのです。


伝統工芸は、特別な場所だけに存在していたわけではありません。


人々の生活の中にも、その技術は息づいてきたのです。


〖 使うことで、初めてわかる魅力がある 〗

例えば、職人がつくった器を手にしたとします。

お店で見たときには、その色や形の美しさに惹かれたかもしれません。

けれど、実際に使ってみると、また違ったことに気づく場合があります。


手に持ったときの感触。

口をつけたときの器の形。

食卓に置いたときの存在感。

料理を盛りつけたときの、色の組み合わせ。


眺めているだけでは気づかなかった魅力が、使うことで見えてくることがあります。

そして、日常の中で使っていると、少しずつ自分の暮らしになじんでいきます。


いつものお茶を、お気に入りの器で飲んでみる。

それだけで、何気ない時間が少し楽しみになるかもしれません。


もちろん、すべての伝統工芸品が日常使いに向いているわけではありません。

素材や仕上げによっては、特別なお手入れが必要なものもあります。


だからこそ、つくり手が想定した使い方を知り、適切に扱うことも大切です。


使うことは、ただ消費することではありません。


そのものが持っている魅力を、自分の暮らしの中で発見していくことでもあるのです。



〖 大切にするとは、使わずに残すこと? 〗

ここで、最初の問いに戻ってみましょう。


大切なものを、傷つけたくない。

できるだけ長く、きれいな状態で残しておきたい。

そんな思いから、使わずに保管することもあると思います。


それも、ものを大切にする一つの方法です。


一方で、日々の暮らしの中で使いながら、大切に手入れをするという方法もあります。

例えば、使った器を丁寧に洗う。

素材に合った方法で保管する。

傷みが出てきたら、修理できるか相談してみる。

そうして付き合い続けることで、ものへの愛着が深まっていくこともあります。


新品のときの美しさを保つことだけが、大切にすることではないのかもしれません。

使った時間や、そこで生まれた思い出も、そのものの価値になっていく。

そんな考え方もできるのではないでしょうか。


大切だから、しまっておく。


大切だから、使ってみる。


どちらか一方だけが正しいわけではありません。

大切なのは、そのものと自分が、どんな関係を築いていきたいのか。

そんなことを考えて選ぶことなのだと思います。


〖 「いつか使おう」を、「今日使ってみよう」に 〗

これは、伝統工芸に限った話ではないかもしれません。


例えば、少し高価な洋服。

特別なときに使おうと思っている文房具。

大切な人からもらった贈り物。

「いつか、いい機会があったら」

そう思いながら、しまっているものはありませんか?


もちろん、特別な日のために取っておく楽しみもあります。

でも、その「いつか」が、なかなか訪れないこともあります。


そんなときは、特別な日を待つのではなく、何でもない一日を少し特別にしてみるのもよいかもしれません。


お気に入りの器で朝食を食べる。

大切にしていたアクセサリーを、いつもの服に合わせてみる。

気に入って買った道具を、普段の仕事で使ってみる。

大きなことをする必要はありません。

ほんの少し、日常の中に取り入れてみる。


それだけで、今までとは違う楽しみが生まれるかもしれません。


ものを使うために、特別な日を待たなくてもいい。


お気に入りのものを使うことで、いつもの一日が少し特別になる。

そんな楽しみ方も、素敵だと思いませんか?


〖 「見る伝統」から「暮らす伝統」へ 〗

伝統屋 暁では、日本の伝統技術を、もっと身近に感じていただきたいと考えています。


日本には、長い歴史の中で受け継がれてきた素晴らしい技術が数多くあります。

けれど、その魅力を知る機会は、日常の中では意外と少ないのかもしれません。


美術館で作品を見る。

展示会で職人の技術を知る。

そうした体験も、伝統文化に触れる大切な機会です。


そして、そこからもう一歩進んで、日々の暮らしの中でも伝統を楽しんでいただけたら。

そんな思いがあります。


例えば、日本刀。

その美しさや歴史に興味を持っても、実際に日本刀を所有したり、日常で触れたりする機会は限られています。

でも、日本刀に使われてきた素材や、刀装具に込められた技術を知ることで、伝統との新しい関わり方が生まれるかもしれません。


伝統文化に詳しくなくても構いません。

最初は、

「きれいだな」

「かっこいいな」

「ちょっと気になるな」

そんな気持ちからでも十分です。


興味を持つこと。

知ろうとすること。

自分なりの楽しみ方を見つけること。


そうした一つひとつの経験が、伝統文化を身近にしていくのだと思います。


伝統は、知識がある人だけのものではありません。


誰もが、自分なりの入り口から楽しんでよいものなのです。


〖 伝統を未来につなぐのは、特別な人だけではない 〗

日本の伝統技術を未来へ残していくためには、職人の技術を受け継ぐ人が必要です。

そして、その技術によって生み出された作品を知り、楽しみ、大切にする人の存在も欠かせません。

作品を購入すること。

使ってみること。

その魅力を誰かに話すこと。

職人の仕事に興味を持つこと。

どれも、伝統文化との関わり方の一つです。


特別な知識がなくても、できることはあります。

そして、伝統工芸を日常に取り入れることは、単に昔の文化を残すためだけの行動ではありません。


私たち自身の暮らしを、少し豊かにすることにもつながります。

お気に入りのものを使う喜び。

素材や技術を知る面白さ。

つくり手の思いに触れる楽しさ。

そんな経験が、日々の生活の中に増えていったら素敵ですよね。



〖 大切なものを、今日から楽しんでみませんか? 〗

皆さんの家にある「もったいなくて使えないもの」。

もし、それが日常で使えるものなら、今日、少しだけ使ってみませんか?


特別な日に使うつもりだった器で、お茶を飲んでみる。

大切にしまっていたものを、久しぶりに手に取ってみる。

そして、そのものを選んだときの気持ちや、つくり手の仕事に思いを巡らせてみる。

そんな時間があってもよいのではないでしょうか。


大切にすることは、使わずにしまっておくことだけではありません。


大切に使いながら、その魅力を楽しむこともできます。

伝統屋 暁は、これからも日本の伝統技術を知るきっかけをつくり、暮らしの中で楽しむ文化を広げていきたいと思います。


「見る伝統」から「暮らす伝統」へ。

皆さんの日常にも、日本の伝統文化を楽しむ時間が少しずつ増えていったらうれしいです。


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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。

和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。


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