どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
もうすぐハロウィンですね!
ということで、今日は日本の収穫祭について書いてみたいと思います。
日本には神嘗祭(かんなめさい)と新嘗祭(にいなめさい)というお祭りがあるのをご存じですか?
「神嘗祭」は、新穀を天照大御神に捧げる祭、「新嘗祭」はすべての神々に向けて五穀豊穣を感謝するとともに、天皇陛下が新米を神とともに召し上がる祭となっています。
<神嘗祭>
出典:pinterest
神嘗祭では、伊勢神宮で行われる年間行事の中で重要な祭りで、様々な式典が行われます。
中でも「由貴大御饌(ゆきのおおみけ)」の儀が最も重要で、それぞれの神様にお食事を捧げてお召し上がりいただく儀式となっています。
新穀でつくった神酒(みき)と神饌(しんせん)を天皇が神宮に奉ります。収穫への感謝、国家の隆昌、皇室の繁栄、国民の安寧などを祈られます。毎年10月中旬に行われ、その年の収穫を感謝する意味があります。
その時期は伊勢神宮周辺はお祭りムードになるようです。
神嘗祭では天皇陛下自ら育てられた稲穂も捧げられます。
新嘗祭と密接に関連しており、伊勢神宮での神事が行われた後に宮中での新嘗祭が行われるという流れが伝統的に続いています。
神嘗祭の様子<伊勢神宮 公式チャンネル>
<新嘗祭>
出典:pinterest
新嘗祭は、日本の最も古い伝統行事の一つで、天皇がその年に収穫された新穀(主に米)を神々に捧げ、五穀豊穣を感謝する国家的な祭りです。
毎年11月23日に宮中で行われ、この日は「勤労感謝の日」として国民の祝日にもなっています。
宮中の神殿「賢所(かしこどころ)」で行われる神事では、天皇が神々に新米を供え、自らもそれを食し、国民と共に豊作を祝います。
この儀式を通して天皇が神と人との橋渡しをする役割を果たしていると考えられています。
また全国各地の神社で神事が行われます。新嘗祭には一般人も参加できます。
簡単に言ってしまえば「神様と一緒に新穀を食べたことで新しい力を得て来年もまた頑張る!」みたいな感じでしょうか。
昔は、新嘗祭がおわるまでは、新米は食べないという習慣があったそうです。
新嘗祭で捧げられる五穀は毎年、各都道府県が厳選した農家が一升の米と粟を用意するそうです。
この農家に選ばれることはとても大変で、過去の実績や地域への貢献なども含め選出されるよう。
各都道府県1年に2人、しかもその県の中で今年はこの市と決まっているというらしく、市町村が多ければ多いほどチャンスは少なそうですね。
選ばれた農家には新嘗祭献穀献納式で宮内庁から生産者に賞状が授与され「皇室献上農家」と呼ばれます。
この「新嘗祭皇室献上米」は私達でも購入することができます。
ネットで通販されている方もいらっしゃったので、一度食べてみたいものですね!
その他の収穫祭
<十日夜(とおかんや)>
東日本を中心に行われる収穫祭で旧暦の10月10日に行われます。
稲の刈り取りが終わって田の神様が山に帰る日とされているそうです。
私は全く知らないことだったのですが、収穫を祝ってお餅をついて食べたり、稲の茎を束ねた「わら鉄砲」で地面を叩くということをする地域もあるらしく、子どもたちが歌ったりしながら叩くそうです。
おもしろい行事ですね!
西日本で十日夜にあたる収穫を祝う行事が「亥の子(いのこ)」だそうです。
関西にいながら初めて知りました!笑
11月の最初の亥の日に行われる行事で「わら鉄砲」で地面を叩くというのは同じだとのことです!
また、お月見をする日でもあり、「十五夜」「十三夜」「十日夜」すべて晴れると縁起が良いとされています。
今年は11月10日です。
お月見をしてみてはいかがでしょうか?
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