どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
今回は「越前和紙」の魅力について書いてみます。
以前に「越前和紙の起源」について書きました。
簡単にまとめると、今から1500年ほど前に越前市岡本地区の川の上流に一人の美しい女神が現れ、「この村里は田や畑が足りなくてさぞや生活に困るでしょうが、この村は清らかな水に恵まれている。これからはこの水で紙を漉いて(すいて)生活するといいでしょう」と村人に紙漉きの技術を教えたことが始まりとされています。
横山大観・竹内栖鳳・平山郁夫など日本画の巨匠たちにも愛用された越前和紙。
和紙にも色々とありますが、他の和紙とどう違うのでしょうか?
越前和紙の特徴は、豊かな感性を刺激する生成(きなり)色の優雅な美しさと、
高い品質です。
楮こうぞ、三椏みつまた、雁皮がんぴなどの原料を、トロロアオイという「ネリ」の入った槽で漉いていくのです。
また強度が高く、優れた耐久性があります。
そのため、紙幣や書画などの保存用途に適しています。
表面が滑らかで手紙や招待状など、普段使いの紙としても人気があります。
また、繊細な細工が施された美しい模様が特徴です。
職人が手作業で染色や絵付けを施し、一点ものの模様が楽しめます。
その繊細で美しい模様こそ、職人たちの技のなすところです。
職人さんの中には人間国宝になられた方もいらっしゃいます。
故8代岩野市兵衛いわのいちべいと9代岩野市兵衛さんであの有名なルーブル美術館にも和紙をおさめられているそうです。
機能的な面では、越前和紙の繊維は長く、繊維の隙間に水分を含むこともできるため、室内の湿度にあわせて、吸湿・放湿をしてくれます。
その特徴を活かし、壁紙にも使われています。
独自の染色技法や絵付け技法によって作られる繊細で美しい模様は、美しい装飾効果を発揮し、和室などの日本の伝統的な空間に上品で美しい雰囲気を与えてくれます。
壁紙以外にも越前和紙を使ったランプシェードやスクリーン、クッションカバーやテーブルクロスなど様々なアイテムがありますし、越前和紙そのものをアートのように飾る壁掛けパネルもあります。
越前和紙そのものが芸術作品のようだということがわかりますね。
また手触りが非常に滑らかで柔らかいという特徴があります。
伝統屋 暁では、名刺入れ、メガネケース、お札入れなどを取り扱っております。
使うほどに柔らかく、革のような手触りになっていきます。
独特の皺(しぼ)というしわが特有の味わいです。
皺とは、和紙の表面にある微細な凹凸です。和紙は、手漉き製法によって作られるため、均一な厚みや平滑な表面を持たず、微細な凹凸や皺が生じます。皺をつけることによって、和紙の表情に深みが生まれ、美しさが増します。
越前和紙の場合、皺によって光の反射が変化するため、細かい繊維の模様や色合いが浮き彫りになり、一層美しさが引き立ちます。
手作りの温かみと独特な風合いがあるため、手触りが心地よく、癒しの効果もあります。
このような特徴を持つ越前和紙、ぜひお手に取って感じていただきたいです。
またアクセサリーとしてそのまま紙の風合いを活かした物のほか、和紙を作る工程の「紙漉き」に着目し和柄を組み合わせて作ったピアス・イヤリングもございます。
和の雰囲気がありながらも、モダンでエレガントな印象を与えます。
和紙そのものを活かしたアクセサリーや小物は、非常に軽くて柔らかいため、アクセサリーとして身につけたときの着け心地が非常に良いです。
吸湿性が高く、肌に触れると涼しく心地よいため、湿度が高い夏場のアクセサリーにも最適ですよ!
伝統屋 暁でお取り扱いしている和紙製品は、こちらからご覧いただけます。
そしてぜひ、コーディネートやご感想をSNS等で発信していただけると嬉しいです。
その際メンションをつけていただいたらありがたいです。
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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。
和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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