どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
先週のブログで書いた兵庫県立美術館「The HEROES展」へ
代表と行く前に姫路城へ行ってきました。
代表は「現代の武士」なので姫路城は前から行ってみたかったそうです。
姫路城はシラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれています。
天守閣は5階に見えますが地下があるので6階建てになります。
代表はお城に入るまでに1時間半はかかると言っていましたが、後の予定があるので端折って回りました。
実は撮影によく使われているので、みなさんも何かでご覧になったことはあるかもしれません。
まず「桜門橋」があって大きな門があります。
そこも撮影によく使われるところです。
だんだんと代表はお城を攻めている気分になってきたらしく、「もうここで鉢の巣状態ですよ。絶対攻めたくない」って言ってました。
ここからいろんな攻撃をしたらしいです。
この形が丸とか三角とかあって、その形によって攻撃のタイミングを分けていたと聞きました。
あとは天井がやたら低かったり、急に直角に曲がる道があったり、とにかく勢いよく攻めるのは無理そうです。
そして石垣がすごいんですが、この石垣の中に「姥が石」という有名な石があります。
「その昔羽柴秀吉がこの地に城を建てようと思ったが石不足でなかなか思うように工事がはかどらない。困り果てて石を提供するよう城下に触れを出したところ、城下に住む貧しい老婆が「自分は何もお役に立てないが、この臼でも使っていただければ。」と自分が使っている石臼を秀吉に差し出した。おおいに喜んだ秀吉はこの臼をもっとも大事な天守の土台に積み込んだ。この話を伝え聞いた城下の人々は我先に石を提供して、お城はまたたく間に完成した」という言い伝えのある石です。
(姫路城観光案内所ホームページより引用)
中の階段もかなり上りにくくなっていて、背が高い方は頭をぶつけてしまう狭さです。
(ここは広い方の階段です)
私はお城にお殿様が住んでいたんだと思っていましたが、違うんですね。
いざというときのためらしく、普段は武器庫のような役目も果たしていたそうです。
どうりで武具掛けがたくさんありました。
熱心に火縄銃の作り物を見る代表。
あとは「武者隠し」という場所も何箇所かありましたが、とにかく狭い!w
実は姫路城は唯一お手洗いが残っているお城だそうです。
公開はされていません。ただ一度も使われたことはないそうです。
攻められなかったからでしょうか。
一番上に登ると風が気持ちよかったです。
町を見下ろす感じで「さすが天守」といった感じでした。
そこから下って外へ出ると、お城の間近で写真を撮ることができます。
でね、実は姫路城って端が揃っていないんです。
こんな感じで。
これを「不揃いの美」のためという説もあります。
そして下記のような説も。
姫路城が築城されたころ、人々はお城が少しばかり傾いているのではないかと心配していたそうです。
現場の大工の棟梁を務めたのは、桜井源兵衛という大工さん。
完成間近のころ、奥さんに工事現場を見せてあげた時に
「大変立派にできておりますが、どことなく傾いているように思います。」
と言われて「確かに傾いている。自分の設計ミスに違いない」と悩んだ末に自ら命を断ったという言い伝えもあるのです。
(ただこれはフィクションだというのが通説です)
そんな話ができるほど、当時は傾いているとみんな気にしていたのでしょうね。
ただ私が今まで見てきた中で、やっぱり姫路城は綺麗だな思います。
この白さは汚れてだんだんグレーになっていくので修復後はあまりの違い、白さに「白すぎ城」とか言われていたこともあります!
こんなに違ったんですよ!
全体的な迫力や美しさはもちろんなのですが、本当に職人さんってすごいなぁと感じる細かいポイントもたくさんありました。
例えばこれ「釘隠し」
釘を隠すためにこんな装飾をつけたんですね。美へのこだわりがすごい!
「ハートだ!」と喜んでいたら「それは違います。猪目(いのめ)という日本古来の図柄です。」と言われてしまいました!笑
今回帰りのお土産屋さんで代表に見せたかったものがあるのですが、残念ながらその日は置いてありませんでした。
それは明珍火箸・火箸風鈴。
一応姫路のものなんです。
お城の後、代表はとにかくその土地のものを食べたい人なので「明石焼きを食べたい!」とのことで明石焼き、姫路おでんを食べ、そしてなぜか焼きそばを食べていました。
富士宮やきそばと食べ比べたかったそうです。
こんなふうに、時々は実際に行ってみたところのことも書きたいと思います!
これからもよろしくお願いします。
さて、伝統屋 暁では10月22日までホームページでの販売利益を静岡県台風災害支援として全額寄付させていただきます。
災害支援の専用商品もあります。
よろしくお願いいたします。
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