どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!
最近はジャパンエキスポへの準備に追われています!
ジャパンエキスポへ出展することになった経緯を漫画に描いていただいたものをフランス語に翻訳してもらい、現地の人にお渡しできるようにリーフレットを作ったり、展示に使う背景の幕を作っています。
漫画の日本語バージョンはブログの最後の方に掲載しておきます。
さて、7月2日より新たに委託販売させていただくところがあります!
静岡市美術館 「ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」
です。

このボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵」は六本木ヒルズ、新潟県立万代島美術館に続いて3回目となります。
「ボストン美術館のコレクションから『平家物語』に代表される軍記物語や武勇伝説に登場する英雄たちの華々しい活躍を描いた武者絵の優品118点を初出展し、主題や構図に共通のイメージがデザインされた鐔(つば)27点とあわせて展示します。」とのことです。
鐔(つば)にそんなにデザインの種類があるんですね!
鐔(つば)とはこの部分です。

手を守ったり、刀身と柄の部分の重心のバランスを整える役割があります。
実用的な意味以外に、日本刀の中で一番美術的な価値が高いとされるパーツなので結構デザインは重要ですね。
実は漢字も2種類あって「鍔」とも書きます。
こちらは剣道の時に使われるようです。
制作された時期や製作者によって色々な種類に分かれています。
刀鍛冶が作った刀匠鍔(とうしょうつば)甲冑の作る職人が作った甲冑師鍔(かっちゅうしつば)
などたくさんの種類があります。
また、模様で代表的なのは植物、家紋、人物、動物、その他の模様の5種類が代表的なものです。



アニメ「鬼滅の刃」でもそれぞれのキャラクターで鐔のデザインが全く異なりました。
厚さ、大きさも自由にできる分、個性が光りますね!
今回、和紙ピアス・イヤリング【漉纏-すきまとい-】「藤花ノ鐔」のデザインも委託販売させていただきます。
こちらは日本刀の鍔をモチーフにしています。


そのほかには玉鋼のシリーズを委託販売します。
どうぞご覧ください。




さて浮世絵については今までに何度か書かせていただきました。
浮世絵は昔はアートではなかったんです。
プロデューサーが指示を出して描かれるものだからです。
絵師が自由に描くアートではありませんでした。
しかし現代ではアートとして取り扱われていて「江戸木版」という名称で国指定の東京の伝統工芸に指定されています。
今回は浮世絵の美しさのポイントをご紹介します。
「色」「グラデーション」の美しさ、使う色の数だけ版木をつくり、何度も摺ってできる色です。
大変な手間暇ですね。
絵の具の原料は、植物や鉱物など天然素材が中心。
赤・青・黄・黒の4色が基本カラーで、これを混ぜ合わせたり、素材を変えることで無限のカラーバリエーションを生み出しました。
考えてみると現代の印刷の4つの基本カラーはマゼンダ・シアン・イエロー・ブラック。
ほぼ同じです。
そして浮世絵の表現は「線」。 必ず輪郭線があります。
線で描かれた美しさ、色使い、グラデーションもをぜひご覧ください。
静岡市美術館のホームページはこちら
さてもう一つお知らせがあります。
4月の値上げの段階で値上げを見送っていた「玉鋼のヘアゴム」ですが、材料価格や輸送価格の急騰により、今回7月より2,560円を2,970円(税込)に値上げさせていただくこととなりました。
大変申し訳ありませんが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
ご検討中の方は6月中にご注文をお願いいたします。




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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。
和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。
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