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  • 執筆者の写真伝統屋 暁

玉鋼とたたら製法

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!


今日は改めて「玉鋼」についてです。




何度か玉鋼については書いてきたのですが、まだまだ書ききれていないので今日は玉鋼について書いてみようと思います。


玉鋼とは、簡単に言えば「砂鉄を用いて生産される鋼」です。


製鉄技術は、日本に伝来したのち、次第に鉄鉱石よりも砂鉄が使われるようになって日本独自発展を遂げたそうです。



砂鉄には備前系の赤目(あこめ)と出雲系の真砂(まさ)がありますが、真砂の方が鋼に向いています。


玉鋼はその「真砂砂鉄」(まささてつ)を「たたら製鉄の鉧押し法(けらおしほう)」によって木炭を燃料とし精製されます。


それは4日間にも及ぶとても過酷な作業で、やればできるというものでもない「職人の技の結晶」とも言える製法です。




実は「たたら製鉄」は近代工業化が進む中で大正の頃に一度途絶えてしまったのです。

しかし、のちに新しい技術で同じようなものを作ろうという試みもされました。

「新玉鋼」というものを開発し、成分量はほぼ玉鋼と同じものを作りましたが、残念ながら日本刀製造の途中で折れてしまったり上手くいかなかったそうです。



結局玉鋼と同等のものを作ることができず、復活させることとなりました。


復活と同時に、文化財保護法の選定保存技術にも選定されたんです。


昔の人の技術って本当に素晴らしいです。

こんなにもいろんなテクノロジーが進んだ現代の技術を駆使しても作れなかったものを作っていたんですね。



やはり「古代の作り方」でしか作れないものは確実にあることを証明しています。




「たたら製鉄」について詳しく載っているサイトを見つけましたので、こちらもご覧ください。



「たたら製鉄」は粘土で作った炉に火入れをしながら砂鉄を溶かしていくのですが、途中見えない炉の中の様子を想像しながら炭を足したり、詰まっている部分を取り除いたり、つきっきりで4日間高温にさらされ続けます。

土でできた炉も含め、全てが化学反応を起こした結果に出来るものなので、終わるまでどれだけの量でどれだけの質のものができるかわかりません。



写真:上記のサイトより引用



しかも使用する砂鉄は約10t、木炭は約12tもあるのに、最後鉧としてできるのは約2.5t。その中で玉鋼は1kgも取れないことがほとんどです。


とても貴重なものであることがお分かりいただけるかと思います。



では「玉鋼」は普通の鉄と何が違うのでしょうか?



「低温でじっくりと純度を高めながら作る玉鋼」か「高温で一気に作り、あとから不純物を取り除く製鉄」かで純度が異なり、その結果「粘り」に大きな差が出るようです。

「粘り」とは折れやすさのことです。


私たちの身の回りにある鉄鋼製品とは「純度」が違います。

「純度」は炭素含有量で決まります。


「日本刀は『折れず、曲がらず、よく切れる』ことが求められます。

折れないためには柔らかくなければならず、「曲がらない」ということは強靭な硬度が必要。

そのために最も適した炭素含有量はなんと1〜1.5%程度。

他の素材は約4%程のようなので全然違います。


また玉鋼の中でもその純度により等級に分けられています。



そして日本刀は、この玉鋼を高温で鍛錬 (たんれん)し、叩いてという作業を繰り返すことで炭素量をさらに減少させながら作りあげていくのです。


なんと熱した玉鋼の両面を交互に15回ほど鍛錬し、3万ほどの層が重なりあった状態だそうです。

しかし玉鋼を平たくして折り返し、叩くだけでくっついてしまうことも金属学では説明ができないのだとか。



私は以前、NHKスペシャルで玉鋼を作る工程に密着した「玉鋼に挑む」という番組を見て、「何かを作る作業」というよりも「神事」のようだという印象を持ちました。


この「玉鋼」を作る工程においても何か神秘的なものを感じたんです。


そしてこの「玉鋼」自体がとても美しく輝いています。

個々に違う光を放っていて、見る角度によっても変わります。


このような不思議な魅力を持つ「玉鋼」ですが、その素材自体を直接見たり手に触れたりできる機会は滅多にありません。


この素材である玉鋼自体、とても美しいものなので伝統屋 暁ではそのような貴重で神秘的な玉鋼をアクセサリーに使っています。






お守りやアクセサリーとして、身につけていただけたら嬉しいです。


(玉鋼アクセサリーはこちらhttps://www.dentoyaakatsuki.com/blank-7



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伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。

和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。


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