top of page

実は日本刀と同じ素材!?“玉鋼”アクセサリーの秘密

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋 暁のスタッフです!


今回は、「玉鋼(たまはがね)」という言葉を聞いたことがないという方に向けて、

「玉鋼アクセサリー」の紹介をします。


普段身につけているアクセサリーに、実は日本刀と同じ素材が使われているとしたら、驚かれる方も多いのではないでしょうか。


日本の伝統工芸の世界で大切に受け継がれてきた鋼 ―― それが「玉鋼(たまはがね)」です。


知る人ぞ知る特別な素材ですが、刀剣がお好きな方からは「日本刀を持ち歩くことはできないが玉鋼アクセサリーなら身に着けられる」と喜んでいただいております。


また日本の歴史と文化に触れる機会を得ることができます。


これは単なるアクセサリーを超えて、特別な意味を持つものとして玉鋼アクセサリーを愛する理由の一つです。

ree



玉鋼とは?

玉鋼は、日本刀を生み出すために欠かせない鉄として知られています。

1400年の歴史をもつ、日本独特の古い製鉄方法「たたら製鉄」という方法でしか作ることができず、現代でもその技術を守る人々が限られているため、非常に貴重な存在です。


この過酷とも言える工程と職人の技を通じて、玉鋼の美しさと耐久性が生まれます。


たたら製鉄は、伝統的な方法で、そのためだけに作った粘土製の炉に砂鉄と木炭を交互にくべ、送風して 高温で純度の高い鉄を抽出します。


このプロセスは非常に過酷で時間を要し、職人たちにとっては三日三晩、不眠不休で苦労の連続です。



以前その過酷な製造工程について、こちらでご紹介しています



しかしその結果、高品質で美しい玉鋼が誕生します。

玉鋼が非常に貴重である理由の一つでもあります。

木炭約12トン、原料の砂鉄約10トンからできる鉄の塊は約2.5トン。

さらにそこから取れる良質な玉鋼はわずかです。

どれだけ貴重なものかお分かりいただけるかと思います。


また、玉鋼には一つとして同じ模様がありません。生成の過程で生まれる独特の輝きや表情は、自然が生み出す芸術品ともいえるでしょう。

ree

大量生産の品があふれる今の時代。


同じ形、同じ色、同じ素材の品々は、どこに行っても手に入ります。


便利で、手頃で、すぐに手に入る——

それは現代の豊かさのひとつかもしれません。


けれど、そこに「作り手の息づかい」や「込められた物語」を感じることは、少なくなってしまいました。


そんな時代だからこそ、あえて選びたいのは、職人の手から生まれる一点物。


素材の声を聴き、道具と対話し、何十年も磨き続けた技を惜しみなく注ぎ込んだ品は、手にした瞬間に、その温もりや重みが伝わってきます。


それは単なる「物」ではなく、作り手の想いや時間、そして受け継がれてきた伝統そのもの。


大量生産品では決して味わえない、唯一無二の価値がそこにあります。



大切な人への贈り物として選べば、「あなたのためだけに生まれた一品」という想いも一緒に届けられるはずです。


手にするたびに、作り手の技と込められた願い、そして唯一無二の輝きが、そっと心を支えてくれるでしょう。


玉鋼はいわば古来からの技術と職人の力の結晶です。


伝統屋 暁では、アクセサリーとして身に付けることができるようにピアスやネックレスなどに玉鋼を封じ込めたものを取り扱っています。


下記リンクが販売ページになっていますので、ぜひご覧になってください。



♪¸¸.•¨・:*ೄ·♫•*¨*•.¸¸♪✧*♪¸¸.•*¨・:*ೄ·*♪¸¸.•*¨・:*ೄ·♫•*¨*•.¸¸♪✧*♪¸¸.•*¨・:*ೄ·



伝統屋 暁で取り扱っている作品は全て本物の技術を詰め込んでいます。


和風アクセサリーが大好きなあなたにも満足いただける作品が揃っています。



♪¸¸.•¨・:*ೄ·♫•*¨*•.¸¸♪✧*♪¸¸.•*¨・:*ೄ·*♪¸¸.•*¨・:*ೄ·♫•*¨*•.¸¸♪✧*♪¸¸.•*¨・:*ೄ·


コメント


bottom of page