羽織と羽織紐
- 伝統屋 暁
- 2021年12月11日
- 読了時間: 3分
どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!
前回はかんざしについてご紹介しました。 今回は伝統屋の玉鋼シリーズにもある「羽織紐」と「羽織」についてです。

【羽織とは】
今では女性も着ている羽織ですが、元々は元は陣羽織から発生した男性の物なのです。
陣羽織とは、戦国時代に登場した武将が甲冑の上から着ていたもので、
甲冑が雨や寒風にさらされることを防ぎ、特に冬場の戦いにおいて、防寒具として重宝されていたそうです。
また、武将の威厳を示す装飾品としても発達していき、時代によって色や形を変えていきました。

写真:pinterest.com
江戸時代後期になって女性が着始めました。 最初に着始めたのは芸者さんだったそうです。
芸名も男性名を使って男物の羽織を羽織る格好いい女性に憧れて、 真似をして羽織を着る女性が現れました。 江戸時代にも格好いい女性はいたんですね!!
しかし江戸時代は女性の羽織を幕府に度々禁止されていました。 今では服装に禁止なんて考えもしませんが、 当時は着る物でさえも、色々と決められていたのですね…。
明治になって服装も自由になり、おしゃれや防寒用として流行りました。 女性の場合は羽織自体正式な礼装ではなく、振袖、留袖、訪問着、など羽織を着ない帯付き姿が正装とされています。
必ずしも室内で脱ぐ必要はありませんが、茶室では基本的には脱がなくてはなりません。
男性については袴と組み合わせた「羽織袴」が様式化しました。 男物の正装は紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)です。

そのため羽織はフォーマルな場面では脱がないようにします。
スーツのジャケットを脱がないのと同じですね。
また、正装以外にも着用します。その場合は色無地の羽織を着用するのが一般的です。
ところで皆様、羽織紐ってご存知ですか? 見たことはあっても名前を知らないという方も多いかと思います。 羽織紐はこの部分です。

羽織の衿(えり)につける紐で、胸元がはだけないように留めるものです。 羽織紐には主に3つの種類があります。
1.紐タイプ 羽織紐の結び方はいくつかあります。 ほどけてしまうとなかなか大変そうですね!
2.金具タイプ 両端の金具を引っ掛けて使います。

写真:pinterest.com
3.マグネットタイプ 真ん中についたマグネットで左右をくっつけて使うタイプです。 伝統屋の玉鋼の羽織紐は2の金具タイプです。

写真:pinterest.com
羽織紐を替えるだけでも、全体のイメージが変わり、オシャレな上に高級感も出ます!
礼装の際には黒紋付羽織袴を着用する際には「白色」の羽織紐を使うと決められていますが
着物のオシャレを楽しむなら、全身の色や羽織紐の大きさなどのバランスを考えて コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか?
また着物を着られる方に玉鋼の羽織紐をプレゼントしたら
ちょっと粋なプレゼントになりそうですね!

玉鋼のかんざしとコーディネートされるのもオススメです。
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