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  • 執筆者の写真伝統屋 暁

羽織と羽織紐

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!

前回はかんざしについてご紹介しました。 今回は伝統屋の玉鋼シリーズにもある「羽織紐」と「羽織」についてです。


【羽織とは】 今では女性も着ている羽織ですが、元々は元は陣羽織から発生した男性の物なのです。 陣羽織とは、戦国時代に登場した武将が甲冑の上から着ていたもので、 甲冑が雨や寒風にさらされることを防ぎ、特に冬場の戦いにおいて、防寒具として重宝されていたそうです。 また、武将の威厳を示す装飾品としても発達していき、時代によって色や形を変えていきました。


写真:pinterest.com

江戸時代後期になって女性が着始めました。 最初に着始めたのは芸者さんだったそうです。

芸名も男性名を使って男物の羽織を羽織る格好いい女性に憧れて、 真似をして羽織を着る女性が現れました。 江戸時代にも格好いい女性はいたんですね!!

しかし江戸時代は女性の羽織を幕府に度々禁止されていました。 今では服装に禁止なんて考えもしませんが、 当時は着る物でさえも、色々と決められていたのですね…。

明治になって服装も自由になり、おしゃれや防寒用として流行りました。 女性の場合は羽織自体正式な礼装ではなく、振袖、留袖、訪問着、など羽織を着ない帯付き姿が正装とされています。

必ずしも室内で脱ぐ必要はありませんが、茶室では基本的には脱がなくてはなりません。


男性については袴と組み合わせた「羽織袴」が様式化しました。 男物の正装は紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)です。



そのため羽織はフォーマルな場面では脱がないようにします。

スーツのジャケットを脱がないのと同じですね。

また、正装以外にも着用します。その場合は色無地の羽織を着用するのが一般的です。

ところで皆様、羽織紐ってご存知ですか? 見たことはあっても名前を知らないという方も多いかと思います。 羽織紐はこの部分です。




羽織の衿(えり)につける紐で、胸元がはだけないように留めるものです。 羽織紐には主に3つの種類があります。

1.紐タイプ 羽織紐の結び方はいくつかあります。 ほどけてしまうとなかなか大変そうですね!

2.金具タイプ 両端の金具を引っ掛けて使います。


写真:pinterest.com

3.マグネットタイプ 真ん中についたマグネットで左右をくっつけて使うタイプです。 伝統屋の玉鋼の羽織紐は2の金具タイプです。


写真:pinterest.com

羽織紐を替えるだけでも、全体のイメージが変わり、オシャレな上に高級感も出ます!

礼装の際には黒紋付羽織袴を着用する際には「白色」の羽織紐を使うと決められていますが

着物のオシャレを楽しむなら、全身の色や羽織紐の大きさなどのバランスを考えて コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか?

また着物を着られる方に玉鋼の羽織紐をプレゼントしたら

ちょっと粋なプレゼントになりそうですね!


https://www.dentoyaakatsuki.com/product-page/玉鋼羽織紐

玉鋼のかんざしとコーディネートされるのもオススメです。

https://www.dentoyaakatsuki.com/product-page/玉鋼簪-豊玉-toyotama

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