どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!
伝統屋 暁では以下の取り組みを実施しています。
「7月31日まで静岡県熱海市の大規模土石流をはじめとする
県東部の豪雨被害に遭われた方や、救助・医療活動に従事する関係者の方、
被災者らを受け入れる宿泊施設関係者の方などを支援すべく、オンラインショップの利益を全額寄付いたします。」
お知らせをして僅かの間にたくさんの方々にご協力いただいています。 皆様のあたたかいお気持ちに心より感謝申し上げます。 今現在、どこにどのような形で寄付するかは決まっておりませんが、 月末頃までには決定し、必ずご報告させていただきます。
さて、今回は今から活躍しそうな「浴衣」についてです。
浴衣(ゆかた)は平安時代に貴族がお風呂に入る時に着る着衣として作られました。
当時は「湯帷子(ゆかたびら」と呼ばれていて、ここから「ゆかた」になったといわれています。
お風呂に入る時に着るもの?と思いますよね!
当時のお風呂は今のお湯に浸かるタイプではなくて 「蒸し風呂」つまりサウナのようなお風呂だったので 汗を吸い取ったりヤケドを防ぐために着ていたようです。
その後安土桃山時代になると、寝る時や湯上がりに着るものになり、 江戸時代になると外出着へと変化していきました。 元々は貴族が着ていた浴衣ですが、江戸後期から庶民にも広まり、 江戸のオシャレ着として発展していきます。
このころ風呂屋が普及し、
お風呂上がりにそのまま着て外に出られる手軽さが人気を集めたことや、 天保の改革により身分の上下を問わず華美な服装や贅沢な食事を禁止されたため、 絹織物などの和服よりも安価な木綿製の浴衣がより広まったといわれています。 そして明治時代に入ると新たな染色方法も開発されて、
大量生産が可能になったこともあり、 涼しくて動きやすい夏の普段着として定着していきました。 現代では、普段着というよりもお祭りなどで特別の日に着るものですね。
ところでみなさん、浴衣を着るとき、左右、どちらが前になるか分かっていますか? これ、意外と忘れてしまうのではないでしょうか? 正解は「右前」です。
自分から見てではなく、相手から見て右側が前です。 男女の区別なく、どちらも同じです。 女性はシャツのボタンと逆になるので、ちょっと混乱してしまいますね。 「右前」が正装となったのは、中国の唐の影響を受けて、
「右前」を正装とすると定められたといわれています。
覚え方は色々ありますが 相手から襟元が「y」に見えるようになることや、
右手で懐に手が入る形状になっている、 などが覚えやすいのではないでしょうか?
浴衣を素敵に着こなして、夏にお出かけしてみたいものですね!
そこで、浴衣にピッタリのピアスをご紹介します。
ちりめん細工のピアス2種類です。
一越縮緬(ひとこしちりめん)は伝統的な丹後縮緬で、 シボが美しく柔らかい風合いを醸し出します。
そしてこちらは玉鋼のかんざしです。
浴衣を引き立てる和のアクセサリーをぜひどうぞ!
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