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旧東海道沿いの伝統工芸〜箱根寄木細工〜

執筆者の写真: 伝統屋 暁伝統屋 暁

更新日:2023年3月20日

どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!


1日についに代表が東海道を徒歩で旅する挑戦 #東海道でしょう がスタートしました!!

そのため、9月にご注文いただく商品につきましては発送が遅れると思います。 申し訳ございません。

これも伝統屋さんらしいなと、思っていただけると嬉しいです。



旅の様子はこちらのYouTubeでご覧いただけます!

YouTube【火縄銃男子・武士の生活】 https://www.youtube.com/channel/UCWi-kFNlC-8BO5bzmDV9kkA

さて、せっかく代表が旧東海道を歩いているので 今回から何回かに分けて旧東海道沿いの日本の伝統工芸をご紹介してみたいと思います。 今回は【箱根寄木細工】についてです。

代表は無事に箱根峠を越えました!とても大変だったようです。



【箱根寄木細工とは】



小田原と箱根のちょうど真ん中辺りにある宿場町で生まれたそうです。 この辺りには箱根山の豊富な木の種類があり、

色々な色の違う木があるエリアだからこそ、 それらを組み合わせて作る寄木細工が発展しました。 木々が持つ色合いや木目を生かして幾何学模様が作り出されるんです。


東海道のお土産として作られたようで、元々は高級品だったらしいです。

1984年には通商産業大臣から伝統的工芸品の指定され、

美術品として知られるようにもなりました。



この美しさは昔から人々を魅了し、海外でも人気です。 シーボルトの『江戸参府記』や

安藤広重の浮世絵『箱根屋 外茶番屋膝栗毛』にも寄木細工が描かれています。


作り方は、まず基礎材と呼ばれる材料となる木を型に入れて切り、

模様の部材を作ります。 小さなブロックのようにして貼り合わせ、少し大きめのブロックを作ります。 模様の部材と書きましたが、その模様の種類も50種類ほどもあり、 日本の伝統模様の「麻の葉」「市松模様」などもあります。

作り方は大きく分けて2種類

・「ズク貼り」…昔からある技法で断面に模様が出るよう組んだ

  種木をカンナで0.15~0.2mm程度に薄く削り外側に貼るもの。 ・「無垢づくり」…厚みのある寄木を削って加工し、そのまま成型するもの。

組みわせることで、様々な模様が出来上がっていくのですが、 これを綺麗に作るのは本当に職人技なんです!

パズルのような小箱だったり、からくり箱だったりと、 何か仕掛けがあるデザインがあるのもおもしろいところです。


中でも箱が開けるのがむずかしい「秘密箱」という名の箱は有名です。 回数が多い箱となると100回も色々してやっと開くそうです!

今ではそのような秘密箱を作れる職人さんも少なくなってしまったようですが、

すごい技術ですね!! 開けてみたいです!笑



箱根駅伝トロフィーはこの寄木細工で作られているんですよ!!

素晴らしいのでぜひご覧ください。 https://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/11,22752,52,html

使用する木材は、無垢材と呼ばれる1本の木から数本しか手に入らない、

加工がされていない木材です。


加工されていない木の色合い・風合いがとてもいいんですよね。


伝統屋暁ではこの寄木細工からヒントを得て 富士山をモチーフにしたピアス・イヤリングを作っています。 とても軽くて使いやすいですよ。 ぜひどうぞ。



これからも何か「和」に関わることを書いていきますね。 何かリクエストあればぜひお聞かせください。


また、伝統屋のホームページからお買い上げいただく時にメルマガ登録をしていただくと、 時々お得なクーポン券をお送りします! ぜひご登録ください。



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