どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!
1日に代表が東海道を徒歩で旅する挑戦 #東海道でしょう ついに先日無事にゴールしました!
9月ご注文をいただいた皆様につきましては 発送が遅れており、大変申し訳ございません。
準備が整い次第、発送させていただきます。
旅の様子はこちらのYouTubeでご覧いただけます! YouTube【火縄銃男子・武士の生活】 https://www.youtube.com/channel/UCWi-kFNlC-8BO5bzmDV9kkA
さて、何回か旧東海道沿いの日本の伝統工芸をご紹介していました。
今回は旧東海道沿いではないのですが、 代表も旅で通った三重県鈴鹿市の伝統工芸【伊勢形紙(いせかたがみ)】
についてご紹介していきます。
【伊勢形紙・(伊勢型紙)】の歴史
伊勢形紙は、着物などの生地を一定の柄や紋様に染色するために使われる型紙です。
実は日本の染色に無くてはならない道具なんです。
起源については古く千年以上前に遡るとも言われており、 諸説あるようですが未だに解明されていないようです。 ただ、室町時代に描かれた「職人尽絵(しょくにんづくしえ)」に 型紙を使う染職人の姿があることから、
室町時代末期には型紙が存在したと考えられています。
江戸時代になると、小紋の柄がどんどん細かくなっていきます。
紀州藩による手厚い保護を受け、全国各地に型紙を売り歩き、 伊勢形紙は全国の白子と寺家を中心に盛んになりました。
明治時代になると近代化の波を受けて衣服文化が変化し、 太平洋戦争で大きな打撃を受けて、
型紙業者がほとんどいなくなってしまったそうです。
しかし、終戦から復興が進むにつれて再び着物の需要が増え、 昭和40年代に最も盛んになりました。
現代では、着物以外の照明器具や建築建具、ジュエリーなどにも使われるようになったり、 伝統技術を伝えるために技術保存会が立ち上がっています。
芸術性のある図柄は美術工芸品としても評価されているんですね。
近鉄宇治山田駅には伊勢型紙をモチーフにした大きな時計があります。
【伊勢形紙】の作り方
伊勢形紙は、柿渋(かきしぶ)で張り合わせて補強した美濃和紙を台紙にし、 繊維が縦方向のものと横方向のものが交互重なり強度が上がるように
3〜4枚貼り合わせ、桧の張板に貼り、天日で干します。
さらに燻煙室へ入れ、約1週間いぶし続けると、
伸縮しにくいコゲ茶色の型地紙となるそうです。
そこに職人が彫刻刀による手彫りで図柄を彫り抜いて作られます。 1セットを彫り上げるのに半月~1ヶ月以上かかるそうです。
和紙を彫刻で掘るとは驚きですね!
彫刻技法には「縞彫り」「突彫り」「道具彫り」「錐(きり)彫り」の4種類があります。 文様や図柄を丹念に彫り抜いていったものが、布地を染める際の型紙になるんです。 デザインには伝統的幾何学的なものから、
花鳥風月を象徴化したものなど豊富なバリエーションがあります。
出来上がった型紙を反物におき、刷毛で色を染めていきます。
現在ではこの【伊勢形紙】の制作をキットを購入して体験したり、 パネルによる製作技法の解説などの展示が見られる所もあるようです。
YouTubeでも制作過程を見ることが出来るので興味ある方は一度見てみてください。 細かさと職人技に驚きました!
そうして着物が出来上がっていくんですね。
もしかしたら、着物をお持ちの方は この【伊勢形紙】が使われているかもしれませんね!
伝統屋暁では玉鋼を使った
羽織紐やかんざしをお取り扱いしています。
よかったら着物とコーディネートしてお楽しみください! これからも何か「和」に関わることを書いていきますね。
何かリクエストあればぜひお聞かせください。
また、伝統屋のホームページからお買い上げいただく時に
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